旦那の不倫・浮気‥
旦那に浮気をされた、そんな経験をしたら、ショックで寝込んでしまう人もいるでしょう。信じていた人に裏切られるというのは、とても傷つきますし、過去にしてくれていたことが全部嘘のように思えて、何も信じられなくなるでしょう。
浮気をされた直後は、周りの人も気持ちをを理解し、味方をしてくれます。「浮気をするなんてひどい」「不倫なんて信じられない」そんな風に肩を持ってくれるはずです。
しかし離婚をせず許すと決めたら、「ちゃんと謝ってくれたらもういいじゃない」と、問題が解決したように捉えられてしまいます。だからといって、いきなり気持ちを切り替えて全てを許せるわけではありません。
帰宅が遅いと気になる、連絡の返事がないとまた浮気をしているのではないかと疑ってしまう、何もなくても気持ちが落ち着かず情緒不安定になるのは当然かも知れません。しかし一度許すと決めた以上、何度も蒸し返して相手を責めたり、精神的に不安定でいると、逆に愛想を尽かされてしまうのではないか、そんな葛藤から一人で抱え込んでしまう方も多いようです。
また、離婚を考えたとしても、経済的不安があったりすると、なかなか離婚に踏み切れないケースもあります。離婚はできない、けど一緒に生活するのは嫌。そんなジレンマで辛い思いをしている方も多いはずです。
〇 浮気したことを許せず、毎日イライラしてしまう。
〇 不倫しているかもしれなと、毎日不安でいっぱいになる。
旦那さんに浮気をされると、信じていたものが信じられなくなり、とてもしんどい思いをするでしょう。周りに相談できなかったり、最初は相談できたとしても、なかなか許せないでいる気持ちを何度も相談するのは気が引けることもあるでしょう。
旦那の浮気が許せない‥
旦那に浮気されたとき、許せない気持ちをどうすればいいのか分からない方は多いはずです。本当は許せないと思っているけれど、離婚はしたくないので許したい、その狭間で気持ちがうまく処理できず、しんどくなる人は少なくありません。では、旦那の浮気が許せないときはどのように対処すればいいのでしょうか。
信頼していた人に裏切られるのは傷つきます。二人で過ごした楽しい思い出や、築いてきた関係を崩されたようで、悲しい気持ちになるのも当然です。
しかし、旦那と距離を置いたり、もう会わないと決断したりするのは簡単にできることではありません。旦那への愛情があったり、子どものために離婚は免れたい状況であったりすると、旦那を許して関係を修復したいという想いが大きくなっていくでしょう。
旦那を好きであるほど、裏切られたショックも大きくなるため、すぐに旦那の浮気を許せないのは自然なことです。
① トラウマのようになっている‥
トラウマとは、肉体的および精神的なショック体験の強いストレスにより、時間が経っても記憶や当時の感情がフラッシュバックで呼び戻されることをいいます。多くは、犯罪被害や虐待、事故などが原因となります。
浮気されたショックが大きいと、長い時間が経っていても、ふとした瞬間に当時の悲しみや許せない気持ちを思い出し、「連絡の返信が遅いけどまた浮気しているのではないか」などと不安になるかもしれません。
頭では許したつもりでも、浮気されたことがトラウマのようによっており、ふとした瞬間に当時の許せない気持ちが思い起こされ、葛藤を抱えやすくなります。
② もともと浮気に対する不安が大きかった‥
生育環境や気質などにより、「旦那は浮気をするのではないか」という不安が人一倍大きい人もいます。
その上でせっかく旦那を信用していたのに、やはり浮気をしたと分かると、どのように旦那を信じたらいいのか分からなくなるのです。不安ながらも旦那を信用しようとしてきた努力が裏切られたような気持ちになり、なかなか許せなくなるのです。
③ 結婚生活に不満やストレスを抱えている‥
結婚生活に不満やストレスを抱えている場合、自分は我慢しているのに、旦那だけ外で浮気をして遊んでいたことが許せなくなりやすいです。
例えば、家庭の金銭面で不満を抱えている場合、浮気相手にお金が使われていたことを思い出し、許せないと思う気持ちが膨れあがりやすくなるでしょう。
④ 旦那の今の気持ちが分からない‥
旦那とはいえど、他人である以上は相手の気持ちを完全に把握することは難しです。特に、過去の浮気のことを旦那はなるべく話題にのぼらないようにするはずです。
直接的な過去の浮気のことだけでなく、日常的な会話の中で関連しそうな話題にも触れないように話を逸らすため、さらに旦那が何を考えているか分からなくなります。
今の旦那の気持ちに不信感を抱えていると、また浮気するのではないか?反省していないのではないか?自分は浮気のことを忘れていないのに旦那はもう忘れてしまっているのではないか?と許せない気持ちを積み重ねていくようになります。
⑤ 完璧主義 ‥
完璧主義とは、例えば「夫婦である以上、浮気が一度もあってはならない」といったように考え方を無意識に抱えていることをいいます。
浮気以外のことにも、この考え方に取らわれやすくなるため、許せないことが多い傾向があるかもしれません。
このような無意識的な考え方を心理学では、「すべき思考」や「全か無か思考」などと呼ぶことがあります。このような意識が強い人ほど、一度の浮気をどうしても許せなくなりやすいと考えられます。
なぜ人は浮気に走るのか?
男性には子孫繁栄の本能があり遺伝子として組み込まれています。女性は妊娠するとお腹の中で育てる必要があるため、男性は1人の女性だけではなく、たくさん種をまく必要があるのです。
これが男性の遺伝子に組み込まれた本能です。とはいえ浮気を全くしない男性がいるのも事実です。浮気する男性には様々な理由や研究があります。
① 男性ホルモンの影響がある‥
男の浮気には男性ホルモンの「テストストロン」が関係しています。
テストストロンとは、好奇心やチャレンジ精神に関係する男性ホルモンで、仕事ができる人や経営者に多いと言われます。キレイな女性や魅力的な女性を見ると「テストストロン」が上昇し、好奇心から浮気をしてしまう男性が多いようです。
【テストストロンが多い男性】
→ 仕事ができて魅力的であるため、将来的に金銭面での心配はありませんが浮気や不倫のリスクも高まる。
【テストストロンが少ない男性】
→ 浮気をするリスクは少ないが、金銭面ではあまり期待できない。
このように男性ホルモンによる影響は少なからずあります。女性にとって理解し辛いものではないでしょうか。
② ナルシストは浮気しやすい傾向がある‥
ナルシストは自分がそれなりにモテると認識しているため、キレイな人や素敵な人が現れると近づきます。そして自分自身を満たそうとします。
自分にパートナーがいたり相手にパートナーがいたら、普通の人は手を出したりしませんが、ナルシストには関係ありません。自分自身が大好きなナルシストタイプは、何でも手に入れたくなるのです。
③ 仲が良好な夫婦ほど浮気している‥
意外かもしれませんが、夫婦関係に満足している人ほど浮気をするというデータがあります。「夜の生活もあるのでうちは大丈夫」と思っていても、実は外で浮気している可能性もあるということです。
「あんなにキレイで素敵な奥さんがいるのに、なんで浮気するんだろう」と思う人って近くにいませんか?
普通は夫婦仲に満足していない人の方が浮気をするんじゃないかと想像しますが、理由についてははっきりわかっていないそうです。
浮気がわかったときこそ妻のプライドを持つ‥
旦那の浮気について書きましたが、私がよく相談者にアドバイスするのは、旦那の浮気が発覚したときこそ「妻のプライドを磨き直すチャンス」ということです。
もっともリスペクトし合うべき2人が、その気持ちを忘れ、そんなときに起こる浮気。その状況に落ち込で悩んでいるだけでは何も変わりません。お互いを見つめなおすいい機会と思って臨むと、自分に自信が戻って笑顔を取り戻せるはずです。
自分の心の中を整理する‥
旦那様が疑わしい行動をすると決めつけ、それを変えてほしいと要求しても、相手は自分が疑わしい行動をしているとは思っていませんから、その要求が理解できないでしょう。また、自分が妻から疑われている、信用されていないと思えば、自然と妻への愛情も少なくなっていくでしょう。
このマイナスのスパイラルを断ち切るには、苦しくても、妻の方が腹を据えて、旦那様を信用し「疑いの目で見る」という態度を変えていかなければならないのです。浮気をした。でももう終わりにした。もう会うこともない。だから妻も納得しているだろう、と単純に割り切りがちなのが男性側。
それに対し、浮気をされた女性側は、目の前にいる夫が、どんな目で浮気相手を見、どんな言葉で彼女にささやきかけ、どんなふうに彼女を抱いたのかをことあるごとに想像し、またいつ他の女性に視線が向かうのかと不安に縛られて、旦那様への不信感から離れられない場合がありがちです。
しかし、自分の心の中を自分で整理して、新しい一歩を踏み出さない限り、夫婦関係の再生はあり得ません。疑いのまなざしで見られている限り、旦那様にとって家庭は居心地の良いものにはならず、それが逆に次の浮気につながっていくという皮肉な現象も起きるのです。
旦那の浮気でつらい思いをしている方は、ぜひ愛媛心理相談室のカウンセリングを活用してみてください。カウンセラーが、周りの人になかなか話せないことも、親身に相談に乗らせていただきます。