過干渉という地獄‥

Vol.9 | 2025年6月20日

今日は過干渉というテーマです。過干渉の問題やその影響、そしてそれを克服するためのステップをお話しします。

過干渉とは、親が子どもに対して過度に世話を焼き、支配しようとする行為のことを言います。支配とかというとちょっとおぞましいですよね。

過干渉の親は、いちうるさいし、どこまでも介入してくるし、プライベートなんかもないし、母親が過干渉で、いつもああでもないこうでもないって言ってきてきます。

ただでさえうるさいのに、ある日突然、父親まで母親と同じように「それはお前が悪い!」みたいにわざわざ話に乗っかってきたりします。もうこれは最悪ですね。

こうなると親ってなんなの?って思いますよね。

こっちから何も言ってないのに、お婆ちゃんまで「お前がやんとしてないからダメなんだ!」という態度を取ったりすこともめずらしくありまません。

そしてこの過干渉っていうのは、3世代の問題だったりします。

お母さんが過干渉だった場合、その親も過干渉になり、また、そのお互いに依存し合ってる気持ちの悪い状態であったりすることもあるんです。

お婆ちゃんも自分の子どもが心配すぎて、孫を攻撃したりするんです。この過干渉っていうのは、生きてるのがつらい、絶ってしまいたい、ていう子どもいるくらいすごく深刻な問題なんです。

事実、過干渉に耐えられず苦しんでいる子どもがカウンセリングを受けに来ることはめずらしくありません。

それではお話します。もう一度言います。″過干渉とは親が子供を過度に干渉し、支配しようとすること”です。親というのは子どものことが心配なんで、ある程度干渉してくるっていうのは普通のことです。

けど、この心配が異常になると過干渉になります。

過干渉の親は、子どもの全ての行動を監視し、細かい指示を出し続けます。子どもが自分で決めたことに対しても、「それはだめ!」「こうしなさい!」と口を出してきます。

親からすれば、子どもの決めたことを否定することにたいした理由もないんです。ただ″自分の思った通りでなかったから”、”期待通りではなかったから”なんです。

要は、自分が心配になるから親の言と通りにやっておけ!というのが過干渉の親の本音です。

そうなると子どもは、自分で考え行動するという機会を奪われてしまいます。子どもの自主性や自律を妨げることになるんですね。

過干渉の親は自分のことを、子どもの未来をこんなにも考えてる、愛情深いいい親なんだ、と完全に勘違いしています。だから子どもが反抗的な態度を取ってきたら、狂ったように怒り出したり、深く傷つけられたかのように泣き出したり、100倍ぐらいのパワーで返してきたりするんですね。

子どもに関わる学校や会社なんかに対しても、モンスター的な威力を発揮したりもします。そして厄介なことに、過干渉の親は表面的にめちゃくちゃ愛情深く見えるんです。これは本当ですよ。

関わりのない赤の他人が見ると、決まって「いいお母さんじゃないの!」「あなたのことを本当に大切にしているんでしょう!」てなるんです。

だから誰かに相談しても分かってもらえなかったりするんです。

でも、その実態は子どもの成長を阻害し、人格を否定し、未来を徹底的に奪いとる存在なんです。過干渉は親の過剰な愛情や不安から来るものだということを理解していただけたでしょうか。

それが子どもの自主性や事実を奪い、結果として子どもの成長を妨げ、未来を奪うことになります。親の過干渉は子どものためにならないどころか、悪影響しか与えません。

過干渉な親にずっと干渉されてると子どもは、何をするにも「これでいいのかな?」「またなんか言わるんじゃないのかな?」と常に親を意識して、物事を考え行動するようになります。

だから自分の本音というのが分からなくなってくるんですね。そうすると子どもは自立心が育たず自己肯定感が低下してしまいます。

自立心が育たないと自分で何かを決定することができなくなってしまいます。その結果、誰かに依存しないと生きていけない、というようになっていくんです。

自己肯定感の低下とは、自分に自信を持てなくなることです。自分を愛することができなくなるのです。自分を愛することができなくなり、自信を持てなくなると、自分はダメな人間だと、自分のことを批判し、否定するようになっていきます。

これはとても怖いことですね。

親のことが憎たらしく思う時もあるし、反抗的な行動を取る時もあるんですけど、結局、それも親の目を気にした行動だったりもするし、訳が分からなくなってきたりするんです。

正直、ずっと頭のどっかにいつも親の存在がいて、めちゃくちゃ目障りなんです。

親の期待や感情に縛られず、自分の意見を持ち、行動することが難しくなるんですね。この煩わしい親の過干渉を断ち切るためには、まず親の意見に対して、自分の考えをしっかりと真剣に伝えることが必要です。

過干渉は過度な心配から来るものなので、少しでも正気を持ってる親なら、子こどもがこんなに悩んで苦しんでたんだ‥、とわかると、自分のことを見返したりします。

でも、「あんたは何も分かってないだけなのよ!」「世の中はそんなに優しくできていないのよ!」「親が導いてやらないと失敗した時に立ち直られなくなるのよ!というようなことを言ってくる親もいます。

自分には何の落ち度もない、干渉させてるのは子どもが悪んんだ、みたいなことを言ってくる親。それを本気で思ってる親もいるんですね。私もそういう親にしばしば出会うことがあります。

真剣に伝えても理解してくれない。でも、だからと言って諦めてほしくないんですね。

過干渉の親に自分の意見を突き通すとすると、怒ってきたり、まともっぽい正論を言ってきたり、悲しい顔をしたりするんですが、それは”子どもが自立することを阻止したいだけ”なんですよ。

過干渉の親というのは、実は自分が自立できてないんです。

子どもに依存しようとしてるだけなんです。

自立されると困るんですよね。

すごく大きな存在に感じるかもしれませんが、実は大したことないんです。でもそこで心が折れたり罪悪感を抱いたり同情したりしてしまうと、過干渉の親は復活してしまいす。なんなら免疫ついた分、ちょっと打たれ強くなったりもします。

重要なのは、親の支配に従わず、自分の意見や価値観を持ち続けることです。自分の決めたことを拒絶されても、自分はこうすると覚悟を決めてやることが大事ですね。

もし失敗しても、ああ自分はやっぱりダメなんだ、と自分を責めなくても大丈夫!人は失敗しながら成長していくと言うじゃないですか。

人生っていうのは、そういう失敗と成功を繰り返していくいくものです。そういう経験を積んでいくもんなんです。

親の過干渉に付き合ってると自分の人生は生きられませんよ。そこから抜け出したいと思うなら少し踏み出す勇気を持つことが大事なんです。

話し合いや大喧嘩をしても分かり合いないなら、バシンと心を閉ざして、とことん無視するっていうのも1つの勇気なんです。

絶縁してでも自分の人生を大事にするって決めるのも1つの勇気です。

過干渉症の親の中には死ぬまで過渉という人もいてます。

子どもがそれに無理に付き合う必要はありません。

親の問題と自分の問題を分けて、自分の人生を生きていくことが大事なんです。

今日は”過干渉地獄”というテーマでお話してきました。過干渉は子どもの自主性や自律心を奪い、自己肯定感を低下させる原因となります。

親の支配から逃れるためには、まず自分の意見をしっかり持ち、親に対してそれを伝える勇気を持つことが必要です。

でも親といえども人の考えを変えるなんてことはすごく時間と体力も使うし無理な時だってあるんですよね。

そんな時は親に希望を持つことを諦める勇気を持つことも必要です。親の心を変えるではなく自分の考えを変えて生きていきましょう!


終わりに‥

今日は"どちらかといえば子ども目線"での過干渉についてお話しました。

過干渉とは、親が子どもに対して過度に世話を焼き、支配しようとする行為だということがわかっていただいたと思います。

これにより、子どもの自主性や自立心が妨げられ、自己肯定感の低下を引き起こします。過干渉は子どもの自主性や自律心を奪い、自己肯定感を低下させる原因となります。

親の支配から逃れるためには、まず自分の意見をしっかり持ち、親に対してそれを伝える勇気を持つことが必要だということがわかりましたよね

でも親といえども人の考えを変えるなんてことはすごく時間と体力も使うし、無理な時だってあります。そんな時は親に希望を持つことを諦める勇気を持つことも必要なんです。

親の心を変えるではなく自分の考えを変えて生きていきましょう!

このコラムが過干渉で悩む方の助けとなり、自分らしい人生を取り戻すきっかけとなれば、私は嬉しいですね。

最後まで読んでいただき、ありがうございました!