ネガティブ思考を改善する

Vol.14 | 2025年7月7日

今日のテーマは"ネガティブ思考を改善する"というお話しです。ちょっと小難しく聞こえてくるかもしれませんが、ゆっくり読んでいただけたらと思います。

ではお話ししますね。 

人の性格をざっくり分けると2つに分かれます。"楽観的な性格"と"悲観的な性格"です。

言い方を変えると、プラス思考とマイナス思考、ポジティブ思考とネガティブ思考、いろんな言い方がありますよね。

例えば‥

上司から「頑張れよ!」と言われた時に、楽観的な人は部長は私に期待してくれていると喜びます。

悲観的な人は、「これ以上どうやって頑張るんだよ!」と腹を立てます。

失恋した時でも、楽観的な人はもっといい人はいくらでもいると考えます。

悲観的な人は彼女以上の人はどこにもいないと考えます。

それだけではありません。

楽観的な人ほどストレスに強く、人生で成功しやすく、体が健康で寿命も長く、人に好かれ、疲れが少なく、睡眠もよく、行動力があるなど、いいことづくめです。

反対に、悲観的な人ほど神経過敏で人付き合いが苦手で、イライラしやすく、落ち込みやすくて立ち直りが遅い、心の病になりやすく、体調も崩しやすく、行動力がないなど、悪いことづくめです。

完璧な性格と悲観的な性格どちらのほうがよいのか家族会議を開く必要もないですよね。楽観的な方が断然お得です。

では、本来の悲観的な性格を楽観的な性格に変えることはできるのでしょうか?結論から言うと、できます。その気になれば性格は意外と簡単に変えられるんですよ。実は性格を変えられるという事実がわかってきたのはごく最近のことです。

昔は性格は1本の川のようなものと考えられていました。生まれ持った遺伝子で性格は決まる、だからこれまでも、この先もずーっと同じ性格、悲観的な遺伝子を持っていたら一生悲観的な性格ということですね。

ところが1990年代頃から、脳科学と遺伝学の発展で、性格はそんな単純なものじゃないということがわかってきました。

主に、4つが自分の性格を決めるというお話しです。この①②③➃が今日ご紹介する性格を変える3つの要素です。

この3つは自分で変えることができます。

残りの1つが、生まれ持った遺伝子の影響です。これは自分の努力では変えられません。

ちなみに、遺伝子が性格に与える影響はおよそ35~41%って言われていますので、残りの60%は自分の力で支えられるっていうことですね。

ということで、これから"性格を変える3つの要素"をお話しします。

また、性格を変えいる具体的な方法も合わせてお伝えしていきますので是非最後まで読んでください。

では、性格を変える3つの要素。

まず1つ目です。

脳の可塑性(かそせい)です。可塑性とは、変形させたときに形が変形したままになる性質のことdです。脳の可塑性とは、よく使われる思考回路はどんどん成長するという性質です。

脳の性質を簡単に言うと、ポジティブなことを1つ考えればポジティブ思考の回路が1つ大きくなり、ポジティブに考えるのが上手くなります。

逆に、ネガティブなことを1つ考えれば、ネガティブ思考の回路が1つ大きくなり、ネガティブに考えるのが上手くなります。

これが脳の可塑性です。つまり、もしも今、私は人一倍ネガティブだと思うなら、過去にネガティブなことをいっぱい考えてきたということです。

反対に、私は人一倍ポジティブだっていうのなら、過去にポジティブなことをたくさん考えたということになります。

この脳の可塑性。

どのくらい凄いのかというと、わかりやすいのがアメリカの映画俳優、レオナルド・ディカプリオです。ディカプリオはある映画で強迫性障害の役を演じました。

強迫性障害とは、玄関の鍵を閉めたのに気になって何度も何度も確認してしまうとか、手を洗っても洗っても気が済まないという障害です。

そういう障害なんですが、ディカプリオ はその映画を撮影しているうちに、本当の強迫性障害になってしまったそうです。

演技を繰り返すうちに、強迫性障害の思考回路が頭の中に出来上がってしまったということです。

日本のある有名俳優もこんなことを言っていました。

悪役を演じると性格が悪くなる、冷たい性格を演じるうちに冷酷な思考回路ができてきて、本当に冷たい人間になってしまう、ということです。

例え、演技だったとしても、同じことを繰り返していたら脳が変化して、その通りの人間になってしまうのです。

それほど脳の可塑性が性格に与える影響は大きいというわけです。

では、これを踏まえて具体的にどうすれば楽観的な性格になれるのか、どうすればポジティブになれるのか、やり方はとてもシンプルです。

ポジティブなことをたくさん考える。何かに感動すればポジティブ思考回路が1つ大きくなります。

何かに感謝すれば、ポジティブ思考回路が1つ大きくなります。

誰かを褒めれば、ポジティブ思考回路がまた1つ大きくなります。

大笑いをすれば、ポジティブ思考回路がまた1つ大きくなります。

そして、ポジティブ思考回路が大きくなれば、意識しなくても自然とポジティブな考えが頭に浮かんでくるようになります。

そうなればもうこっちのものです。まるでエスカレーターに乗っているように、どんどん楽観的な性格に近づいていくというわけです。

ただここで1つ注意していただきたいポイントは、"3対1の法則"です。

3対1の法則っていうのは、先ほどポジティブなことを1つ考えればポジティブ思考回路が1つ大きくなると言いましたけど、逆にネガティブなことを1つ考えた場合はネガティブ思考回路が3つ大きくなるというわけです。

つまり、ネガティブ思考回路のほうが3倍成長しやすいということですね。

だから、もしもポジティブなことを3回考えてネガティブなことを言って考えるというペースであれば、ポジティブ思考回路とネガティブ思考回路の成長スピードは同じ現状維持のままです。

ポジティブなことを4回考えて、ネガティブなことを1回考えるくらいのハイペースにする必要があるということですね。

でも、感謝、感動、人を褒めるなど、ポジティブなことを増やすというのは実際にやってみるととても気分の良いものです。

きっと楽しい努力になると思います。さっきのディカプリオみたいに、しばらくの間ポジティブ人間を演じてみるというのもいいかもしれませんね。

というわけで、続いて性格を変える3つの要素の2つ目です。

2つ目は、腸内環境です。

楽観的な性格になるのに欠かせないものは″セロトニン″という脳内ホルモンです。

セロトニンが大幅に不足すればどんな人でも悲観的な性格になります。

そしてこのセロトニンは90%が腸で作られていますから、腸内環境を整えることが大事だというシンプルな理由です。ただ、ネットでいろいろな記事を読むとこんなことが書かれています。

腸のセロトニンは脳まで届かないのでメンタルに影響をしない。確かに腸のセロトニンは脳まで届かないというのは事実です。

でも、セロトニンはそんな単純な話じゃありません。腸で作られたセロトニンは迷走神経という神経を通じて脳に直接命令を送っています。

もう1つは、元気な腸内細菌が作る"脂肪酸"です。この脂肪酸が脳を刺激してセロトニンが分泌されます。これらの理由で腸内環境を整えることが楽観的な性格になるための必須条件になるんです。

では、腸内環境を整えるにはどうしたらいいのか、これはもう皆さんご存知だとは思いますが一応ご紹介しておくと、まず野菜と果物をたっぷり食べること。

食物繊維とオリゴ糖が腸内細菌のエサになります。

次にプロバイオティクスっていうのは、健康に良い影響を与える生きた微生物、またはそれらを含む食品やサプリメントのことです。

ヤクルトや乳酸菌ヨーグルトなどですが、腸内細菌を直接食べてしまえっていうことですね。

後は、運動習慣です。腸の場合は筋トレではなくウォーキングやジョギングなどの有酸素運動のほうかが効果があります。この3つが腸を元気にするための習慣です。

腸内環境を整えることはそんな何難しくないし、心の健康だけでなく全身の健康にも大きな影響を与えますからね。気になる方はぜひ明日から取り組んでみてください。

というわけで最後です。

 3つ目は、エピジェネティクスです。

エピジエネィクスとは、遺伝子のON・OFF機能のことです。遺伝子はすべてが使われているのではなくて音になっている遺伝子だけが使われています。そして環境によって遺伝子がONになったりOFFになったり、これがエピジェネティクスです。

例えば、激しいダイエットをすると太りやすい体質になるとか、不安が多い環境で育った子どもはストレス民を開くなるみたいな話を皆さんもどこかで耳にしたことがあると思いますが、これもエピジェネティクスの仕業ではないかと考えられています。

実はエピジェネティクスはまだまだ研究 の途中で完全に解明されているのはごく一部です。

なにせ研究対象が膨大な数の遺伝子ですからね。なかなか研究が進まないなのでではないかという推測でしかものが言えないんです。申し訳ないです。

では、エピジェネティクスは何をきっかけに起こるのか。それは脳がこの環境は危険だぞ!と思ったときです。

先ほどのダイエットの話で言えば、脳がこの場所は食料が少ないぞ、と勘違いして肥満遺伝子や大食いの遺伝子を オンにしてしまう。

その結果、太りやすい体質になります。不安の多い子どもの話で言えば、この世は危険な場所だと脳が勘違いして、安心遺伝子をオフにしてしまいます。

すると脳の海馬という部分にストレスセンサーみたいなものがあるんですけど、ストレスセンサーの感度が強になってしまいます。

その結果、新型過敏でストレスに弱い人になってしまうのではないかというわけです。

ちなみにエピジェネティクスはどれくらいの頻度で起きるのかというと、宇宙飛行士の研究があるのですが、340日間宇宙で滞在した人はなんと9000個以上のエピジェネティクスが起きていたそうです。

これ位1日に換算すると26戸つまり1時間に1個のペースでエピジェネティクスが起きたということ結構簡単にエピジェネティクスは起きてしまうんですね。

では、これを踏まえてどうすれば悲観的な性格にならずに済むのか。それは脳を安心させることです。この間、今日は安全だぞっと脳に安心感を与えることで無駄なエピジェネティクスを防ぐっていうことですね。

そのために私たちができることは主に2つ。

1つ目は、情報の選択。

例えば、テレビをつけたら事件事故。チャンネルを変えたら病気の話。週刊誌を開いたら会社や芸能人の不祥事。 SNSを見たら他人への誹謗中傷と。

こんなふうにネガティブな情報ばかりを長年取り込んでいたら、脳がこの世は危険だと勘違いしてエピジェネティクスが起こる可能性が高まってしまいます。

ですので、もっと明るい情報、笑えるものと日間をするもの、生活に役立つ情報や癒し系の情報など心が明るくなるような情報を意識して取り入れた方がいいということですね。

2つ目は、ちょっとだけ勇気のいることにチャレンジすること。

これはどういうことかというと、例えば家の前で見かけた赤の他人に、おはようございますと、挨拶してみるとか、同じ会社なのにあまり話したことのない人に話しかけてみるとか、他にも料理教室に通ってみるとか、高級そうなお店に入ってみるとか、なんでもいいんです。

けど、やったことのないことを初めて行うときは誰だって緊張します。

でも何度か繰り返すうちにすぐに慣れてくるものです。

なぜ慣れるのかというと、不安がなくなるからです。この方法をエクスポージャー法というのですが、ちょっとだけ勇気のいることにチャレンジしていると自分にとっての安心ゾーンがどんどん広がっていきます。

料理教室で、いっぱい友達が出来たから今度は水泳教室にも通ってみようとか、世の中そんなに悪い人ばかりじゃないんだ、良い人の方が断然多いんだ、みたいにです。

安心ゾーンが加速度的にどんどんどんどん広がっていく。その結果、脳がここは安心できる環境だと思い、無駄な蛯子エディックスを防ぐことができるということです。

というわけで、今日のまとめです。

ネガティブ的な性格より、楽観的な性格の方が絶対にお得です。また人の性格は生まれもった遺伝子だけでなく、他の3つの要素と絡み合って今の性格が決まります。

それが今日お話ししましたこの3つ。

これらは自分の努力で大きく変えることができます。そのための具体的な方法は今日お話した通りです。

また今日お話ししませんでしたが、睡眠不足や運動不足だと、暗いことばかり考えるネガティブ脳になってしまいますので気を付けた方がいいですね。

あと、最後に1つ、余談になりますが‥

人の運命は生まれ持った遺伝子で決まるのではなく、自分次第でいくらでも変えられるんだという事実を知るだけで、人間関係、夫婦関係、心の健康、仕事の成績など、生活のあらゆる部分がより良い方向へ変わっていくということがオックスフォード大学の膨大なキャ研究でわかっています。

なぜそうなるのかといえば、無意識のうちにより良い行動が増えてくるからです。

今日は丁度そのような話になったと思います。最後までお読みいただいた皆様は今より1ランク上の幸せ、昨日より1ランク上の人生を教から歩み始めることができると思います。

今回はここまでです。このネガティブ思考については今後も違う視点からご紹介させていただきますね。

最後までお読みいただきありがとうございました。少々難しい話もありましたが、何となくわかった‥、で構いませんからね!

皆様に感謝して終わりたいと思います