心に寄り添う‥ 専門相談

愛媛心理相談室に寄せられる、代表的なご相談をピックアップしご紹介します。

カウンセリングに通ってくださる皆さんとお話しする中で、私たちは「心の深くに閉じ込めた、つらい気持ち」にどう寄り添うべきかを学ばせていただいております。

怖かったこと、悲しかったこと、言葉にできない怒りなど。そんな想いをお聴きするたびに、私たちがお手伝いできることも一つずつ増えていったのです。

継続するほど確かな変化を感じられます

カウンセリングを受けることを検討する際、「すぐに心が軽くなるのかな?」「即効性はあるの?」と気になるのはとても自然なことです。

せっかく勇気を出してカウンセリングを受けるのですから、早めに効果を実感したいと思うのは当然のことです。

実際のところどうなのか、結論からお伝えすると、残念ながら「人それぞれ、ケースバイケース」というのが正直なところです。

効果が直ぐに表れることもあります

カウンセリングの初回で、長年の悩みや不安が解消し、心が晴れる方は多くいらっしゃいます。それは、対話を通じて感情が溢れ、涙を流したり溜め込んだ思いを吐き出したりすることで、驚くほど気持ちが軽くなるからです。

どんよりとした表情で来られた方が、最後には「スッキリしました」と笑顔で、足取り軽く帰っていく。その姿を見ることこそが、カウンセラーにとって最も嬉しく、やりがいを感じる瞬間です。 

効果を実感できるまで時間がかかることもあります

カウンセリングを受けても、すぐに「パッと心が晴れる」ような劇的な変化を感じるとは限りません。むしろ最初は、「少しホッとした」「なんとなく気が楽になった」というささやかな感覚から始まることの方が多いものです。

悩みや不安が魔法のようにすぐ消えませんが、その「少しのゆとり」こそが、心が前を向き始めた大切なサインです。まずは対話を通じて、ゆっくりと心の土壌を整えていきましょう。

心に穏やかさが戻ってくれば、解決の糸口は自然と見えやすくなります。焦らず、あなたのペースで進んでいきましょう。 

専門的なサポートをご提供します 

今のあなたは、生まれ持った素質と育ってきた環境が重なり合ってできています。もし「こうなりたい」と願うなら、性格はいつからでも整えていけます。

40年の心理学研究・臨床経験に基づき、あなたの心の一番近い場所で寄り添いながら、穏やかな日常を取り戻すサポートをさせていただきます。


各記事は分かりやすさを優先してまとめていますが、実際のカウンセリングでは、お一人おひとりの状態やその時の状況に合わせて、柔軟に手法を組み合わせて進めてまいります。

【性格・思考の癖を改善する】

「性格を変えたい」「考え方の癖を見直したい」と相談にいらっしゃる方が増えています。その背景には、対人関係での戸惑いやご自身の行動に対するお悩みなどが隠れていることが多いようです。

「自分の性格は本当に変えられるのだろうか?」と半信半疑になるかもしれませんが、性格や思考の傾向は、時間をかけることで変化させていくことが可能です。もちろん、努力しても変えられない根深い部分もあります。

一方で、少しずつ意識して変えていける側面も確かに存在します。すぐに劇的に性格を変えようとするのは難しいかもしれません。性格や考え方をしなやかに変えていくためには、まずは「ありのままの自分」を理解することから始めてみましょう。 

【夫婦関係を修復する 】

「夫婦関係カウンセリング」という言葉に少し緊張してしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、もっと軽やかにお二人のこれからを明るくするための「対話の時間」と考えてみてください。

「最近、ちょっとしたすれ違いが増えたかな?」「言葉にするほどではないけれど、なんだかモヤモヤする」そんな心のトゲをカウンセラーを交えて、そっと取り除いていきませんか?

浮気などの大きなトラブルがなくても、今の素直な気持ちを伝え合うことで、「そんな風に思っていたんだね」とお互いの心に改めて気づけるはずです。

【急増する夫婦間DV・モラハラ相談】

愛媛心理相談室のカウンセリングは、夫婦・パートナー間のあらゆる暴力やモラルハラスメントに特化した専門相談窓口です。

身体的DV(殴る・蹴る・物を投げつける・壁を叩いて威嚇するなど)、精神的DV(暴言、無視、人格否定、長時間の説教、携帯チェックや行動の監視など)、経済的DV(生活費を渡さない、収入や支出を細かく管理される、働くことを禁止されるなど)、性DV(望まない性行為の強要、避妊の拒否、性的なことを断ると怒鳴られる・無視されるなど)に対して、私たちは丁寧に対応していきます。

秘密や相談の内容が外に漏れることはありません。カウンセラーと一緒に、DV被害による心理状態を整理したり、自立生活に必要な方法について考えていくことができます。

【抑うつ状態・うつ病を改善する】

うつ病は、一生のうちに100人に6人ほどが経験すると言われる、決して珍しくない身近な病気です。 今では誰もが知る病名となり、職場や学校、あるいは大切な家族や友人がうつ病になったという話もよく耳にするようになりました。

これほど広く知られている病気ですが、実ははっきりとした原因はまだわかっていません。ただ、脳の神経の情報のやり取りがスムーズにいかなくなったり、強いストレスや環境の変化が重なったりすることで、脳がうまく働けなくなって起こると考えられています。 

長らく休んでいる、薬を飲んでいるのになかなか良くならない、そんな方は一度カウンセリングによるアプローチも取り入れてみるのがおすすめです。

【抑圧してきた感情を開放する】

自分を変えるヒントは、実は無意識の中に眠っています。 大切なのは、無理に頑張ることではなく「捉え方」を変えることです。

私たちは無意識のうちに、過去のデータと今を「比較」して、感情や行動を決めてしまっているんです。 もし今、ストレスやうまくいかない壁を感じているなら、それは脳と体が覚えている「サイン」かもしれません。その体の反応を整えてあげることで、ブレーキになっていた思い込みが外れ、もっと自分らしく、軽やかに行動できるようになります。

感情解放カウンセリングでは、感情のコントロールができない自分への理解を深めたり、カウンセラーと一緒に対処法を考えたりすることができます。感情のコントロールができないことに悩んでいる方は、ぜひご相談ください。 

【完璧主義(白黒思考)をやめる】

「常に一番でありたい」「完璧でなければならない」と自分を追い込んでしまう姿勢は、現状に満足せず高みを目指し続ける、あなたの非常に素晴らしい長所です。その強い意志があるからこそ、あなたはこれまで多くの壁を乗り越え、成果を積み上げることができたのでしょう。

しかし、常に100点満点だけを正解とし、それ以外を「失敗」や「無価値」と切り捨ててしまうと、心身はいつの間にか限界を迎えてしまいます。完璧主義という性質は、自分を成長させる強力なエンジンになる一方で、一歩間違えれば自分を過剰に縛り付ける重い鎖にもなり得るのです。

目標に届かなかった自分を責めるのではなく、そこまで頑張り抜いたプロセスに目を向けてみてください。長い人生において、常に全力疾走を続けることは不可能です。時には「今日の自分としてはこれくらいで十分よくやった」と、合格ラインを下げてあげる勇気を持ってください。

【自分らしく‥ 自己肯定感を高める

私たちはつい、「もっと頑張らなければ」「今のままでは足りない」と、自分に対して厳しくなりがちですよね。けれど、自分を追い込み、厳しく律することで得られる成果は、どこか苦しさが伴うものではないでしょうか。

まずは、その厳しい視線を少しだけ横に置いて、あなた自身に温かな「優しさ」を向けてあげてください。自己肯定感が高まるということは、自分の欠点をなくすことではなく、今の状態をそのまま受け入れるということです。

心がふんわりと軽くなれば、不思議なことに、これまでの人間関係や目の前の現実までが、驚くほど軽やかで素敵なものへと変わり始めます。無理に行動を変えようとするよりも先に、まずは自分を慈しみ、大切に扱うことです。

【心の傷をケアする‥ 大人の愛着障害】

人間関係でいつも同じパターンを繰り返してしまい、「どうして私だけ?」という生きづらさを抱えてはいませんか。

そんな悩みの中で「愛着障害」という言葉に出会い、「もしかしたら自分もそうかも」と心当たりのある方が増えています。

ただ、大人の愛着障害について調べても、「自己肯定感を高めよう」「頼れる人(安全基地)を見つけよう」といった、どこか耳当たりの良いアドバイスばかりで、「具体的にどうすればいいの?」と足を止めてしまうことも多いですよね。

愛着障害を乗り越えるためには、まず「自分の心の仕組み」を正しく、優しく理解してあげることが大切です。ここでは、大人の愛着障害と向き合うための基礎知識と、一歩踏み出すための具体的な道のりをお伝えします。

【HSP・生きづらさを感じている人】

最近、「もしかしてHSP(とても敏感な人)かも」「些細なことで疲れ果ててしまう」といったご相談が増えていますね。周囲のネガティブな空気に敏感に反応してしまう点は、繊細な方にとって少し苦しい部分かもしれません。

ですが、それは裏を返せば「物事を深く、丁寧に受け止める力」や「人一倍細やかな気遣いができる優しさ」という、素晴らしい才能を持っている証でもあります。

この「敏感さ」と上手に付き合い、本来の長所を伸び伸びと発揮できるようサポートすること。それが、HSPの方へのカウンセリングで大切にしている視点です。

「誰かの何気ない一言がずっと心に残ってしまう」「光や音に敏感で、つい気が散ってしまう」 もしそんな「心の繊細さ」を感じているなら、あなたはHSPという、豊かな感性の持ち主かもしれません。一人で抱え込まず、まずはご自身の特性を理解することから始めてみませんか。

【アダルトチルドレンを克服する】

「アダルト・チルドレン(AC)」という言葉を聞いたことはありますか?これは、子どもの頃に家庭の中で、安心感や十分な愛情を感じにくい環境で育ち、その時の心の傷を抱えたまま大人になった方たちのことを指します。

親も一人の人間ですから、未熟だったり、余裕がなかったりすることもあります。そうした中で、子どもなりに一生懸命周りに気を遣ったり、自分の気持ちをギュッと押し殺して過ごしてきたりした結果、大人になってからも「なんだか生きづらいな」「人と関わるのが苦しいな」と、心に重荷を感じてしまうことがあるのです。 

当相談室には、日々の不安や人間関係の悩みで訪れる方がたくさんいらっしゃいます。お話を伺っていると、実はこうした「子ども時代の健気な頑張り」が、今の苦しさの根っこにあると感じることが少なくありません。

人目を気にしてしまう自分を変える

人目を気にしすぎてしまうのは、あなたが「自分勝手」だからではありません。むしろ、自分のこと以上に周りの期待に応えようと、一生懸命に生きてきた証拠です。

今の苦しさは、自分のことばかり考えているからではなく、自分の心の中心に「自分自身」がいないことから生まれています。「どう思われるか」より「どう感じるか」。

その小さな心の声を大切にすることから始めてください。あなたは決して空っぽではなく、これから自分を満たしていくための大切な存在なのです。 

【恋愛・性依存を克服する】

「恋が、私の世界のすべてになってしまうこと」それは、大切な人と離れるのがたまらなく怖くて、その寂しさを埋めるために必死に手を伸ばし続けてしまう状態です。

ひとつの恋が幕を閉じると、一人でいることに耐えられず、すぐに新しい温もりを探し始めてしまう。気づけば人生のどんなことよりも好きな人の存在が一番大きくなってしまうのがこのタイプの方の特徴です。

「いつか自分のもとを去ってしまうのではないか?」そんな不安がいつも隣り合わせにあり、安心したくて、ついつい相手の動きを追いかけてしまうこともあります。

本来、恋愛は二人で支え合って歩むもの。けれど、恋に依存しているときは、自分の幸せの鍵を相手に預けてしまっているような状態です。そのため、相手の何気ない一言や、ほんの少しの態度の変化に、心は嵐のように激しく揺れ動いてしまうのです

【トラウマ(PTSD )を克服する】

幼い頃、あなたは自分でも気づかないうちに、一番やわらかな「本当の心」を、心の奥深くにそっと隠しました。それが、今のあなたの傷(トラウマ)のはじまりだったのかもしれません。でも、その痛みはあなたを苦しめるためだけにあるのではありません。

「ここに、どうしても守りたかった大切な宝物があるんだよ」と、体や心の不調を通して、一生懸命あなたに合図を送ってくれているのです。何年経っても消えない痛みは、あなたがその宝物をいつか見つけ出してくれるのをずっと待っている証拠です。

私たちの心には、失くしたものを自分自身で取り戻そうとする、優しい「自然治癒力」がちゃんと備わっています。

今の悩みや生きづらさは、あなたが昔そっとしまい込んだ、かけがえのない価値ある自分に出会うための道しるべなのです。

【不安・恐怖症・あがり症を克服する】

不安や恐怖は、自分を守ろうとする本能から生まれる大切なサインです。でも、もしその気持ちが「ここで出なくてもいいのに」という場面で現れたり、毎日の生活が苦しくなるほど強かったりする場合は、少し心が疲れきっているサインかもしれません。 

こうした状態をひとまとめに「不安障害」と呼び、パニック障害や強迫性障害などもこの仲間に含まれます。 

例えば、人前に出るときに「怖い」と感じすぎて、冷や汗が出たり、ドキドキが止まらなくなったりするのが社交不安障害です。そうした場所を避けようとして、やりたいことができなくなってしまうこともあります。 一人で抱え込まず、専門家に相談することを検討してみてくださいね。