愛媛心理相談室が専門とする相談

愛媛で2017年開業時から相談依頼が多い内容をピックアップしご紹介します。

当相談室には日々様々な相談依頼が入ってきます。お一人おひとりの悩みに向き合うことで実績を積むことができるようになりました。

今では、当相談室が対応できる相談内容が増える要因になっています。

継続してカウンセリングに通ってくださるお一人おひとりの話をじっくり聴かせていただくことで、私たちカウンセラーは相談者の心の奥深くに閉じ込められた、苦しみや怖れ、悲しさに対して適切なアプローチを行うことができます。

これまでに多くの皆様がカウンセリングに通って下さったことが、当相談室のカウンセラーの経験となり、様々な相談に対応できる力となっています。 

性格・思考改善カウンセリング ――

「性格を変えたい」「考え方の癖を変えたい」とおっしゃる方が増えています。その背景には、人間関係の悩みや自分の行動に関する悩みなどがあることが多いように感じます。

性格を変えたいと思っていても、自分の性格を変えることができるのか?と疑問に思うようですが、「性格」は変わります。

もちろん、どう頑張っても変えることができない部分もあります。反面、少しづつ変えていくことができる部分もあります。

ただ、すぐに性格を変えようとしてもできるものではありません。性格、考え方の癖を変えるためには、まずは自分を知ることからスタートなんです。

抑圧してきた感情を開放する ――

自分では認識できていない、自分では自覚できていない「無意識」の領域にアプローチをしていくことで、発言・行動・人間関係に変化を与えることができます。

何かを変えたい時に「見方」を変えるのが一番いいやり方です。自分の中にある「価値観」や「信念」は、無意識(感覚)に反応します。

それは過去に経験した「思い込み」から無意識に「比較」され、行動や感情、気持ちや判断に影響をもたらします。

それが脳の記憶と身体感覚に組み込まれ、生きずらさ・ストレス・うまくいかない現実として表面化されます。

その身体の「反応」にアプローチすることで、ストレスとして捉えた「感情」「思い込み」「トラウマ」を解消するための「行動」が少しずつ変化していきます。

生きづらさを生む‥ 大人の愛着障害 ――

人間関係でいつも同じ繰り返しをしてしまう。何が原因かわからない生きづらさを感じる。そんな方々がこの「愛着障害」という言葉にたどり着き、「もしかして自分も愛着障害かも?」と感じるケースが少なくないようです。

「大人の愛着障害」について知ってはいるけど、「具体的にどうしたらいいのかわからない」という声をいただくことが増えてきています。

ネットで検索しても「自己肯定感を上げましょう」とか「安全基地となってくれる人を探しましょう」といった表面的なアドバイスばかりで、根本的な解決策が見つからないのが現状だと思います。

「大人の愛着障害」の克服(改善)には、まず正しい理解が必要です。

ここでは、「大人の愛着障害」について知っておくべき基本的な知識をお伝えし、克服に向けた具体的な道筋をご提案します。

アダルトチルドレンを克服する ――

アダルト・チルドレン(AC)とは、子ども時代に、親との関係の中で受けた様々なネガティブな影響によって、心に傷を負ったまま大人になった人々のことを指します。

本質的に言えば、親として未熟であったり、問題を抱えていたりする養育者から、十分な愛情や安心感を得られずに成長した子どもは、大人になってからも様々な「生きづらさ」や心の苦しみを抱え続けてしまうことがあるのです。

愛媛心理相談室には、私はアダルト・チルドレンだと自覚して来られる方、または精神症状や人間関係の悩みを相談に来られる方、その背景にはアダルト・チルドレンだと思える特徴を持っておられる方が来られています。

恋愛依存・性依存症を克服する ――

恋愛依存症とは、自分軸がなく、相手との別れのつらさに耐えきれずに、それを回避するために、あの手この手で相手にしがみつくような行動をとってしまいます。

ひとつの恋が終わると、すぐに次の恋愛相手を探し求めます。一時もひとりでいることが耐えられないのです。人生のあらゆる側面において、恋愛対象になる人が最優先になってしまうのです。それが、恋愛依存症の大きな特徴です。

「私はいつか見捨てられるのではないか‥」という不安が常につきまとい、そんな自分を安心させるために、相手の行動を見張ってしまうこともあります。

一般的に恋愛は、自分から相手、相手から自分といったように、相互作用によって関係性が成り立っています。しかし、依存状態では相手に軸があり、相手の言葉ひとつや、ちょっとした仕草で、自分の感情が大きく揺さぶられてしまいます。

トラウマ(PTSD )を克服する ――

あなたの心は、幼い頃、誰にも知られないように、自分にすら知られないように 、「本当の心」を深く深く心の奥底に沈めてきました。これが「トラウマ」の由来です。

トラウマは、奥底に沈められると同時に「本当に大切なものがあるんだよ」とメッセージを出してくれます。心身の症状や生きづらさという「言葉ではない」メッセージです。

トラウマが時を経ても癒えないのは、あなたの心があなたに大切なものを見つけてもらう必要があるからです。そのために心には、大切なものを取り戻すことができる自然治癒力が備わっています。

あなたの症状や悩み、生きづらさこそ、あなたが昔、奥底にしまい込んだ本当に価値ある大切なものを発見するための「道しるべ」 なのです。 

不安や恐怖症・あがり症を克服する ――

不安という感情は本来、人間の「防衛本能」による正常な反応なのですが、相応しくない状況で不安になったり、日常生活に支障をきたすほど強い不安を感じたりする場合には、不安障害に当てはまる可能性があります。

不安障害は、不安を主な症状とした疾患の総称です。「社交不安障害」や「全般性不安障害」「パニック障害」「強迫性障害」なども不安障害に分類されます。

例えば、社交不安障害では、人前に出たり話したりすることへの不安がとても強く、発汗や動悸などの身体症状が現れたり、そのような場面を回避しようとしたりすることで、日常生活に支障をきたしやすくなります。