
抑圧してきた感情を開放する
感情開放セラピーでは不快な感情を開放し、ストレスによる心身の負担をやわらげます。
身体感覚アプローチや、言葉を使ったアプローチを組み合わせることで、過剰な不安や緊張による苦しさや行動制限を和らげ、社会に無理なく適応していけることを目指していきます。
言葉にならない気持ちや意識にのぼらない違和感の奥にある「感情の根っこ」に静かにふれていくセラピーだと理解していただくとわかりやすでしょう。
心理テクニックや思考の書き換えで何とかするのではなく、「今ここ」にある感覚や感情に意識を向けていくことで、心の奥にある「本当の自分の声」を見つけていきます。
例えば、あなたが悩みや問題を抱えていなかったとしても大丈夫です。大人のあなたとの会話しながら少しづつ掘り下げていきます。
▮ 小さな頃に我慢した「悲しみ」
▮ 自分を守るために閉じ込めた「怒り」
▮ 気づいてもらえなかった「さみしさ」
そうした感情をひとつずつほどいていくことで、あなたの自由を制限していた観念までもほどけて本来のあなたが 戻ってきます。
考えても仕方がないとわかっていても頭がグルグルしたり、辛い気持ちを誰にも話せず自分で抱え込んでしまうことは誰しも経験があると思います。
例えば‥
▮ 過去にあった嫌な出来事を何度も思いだしてしまうことがある
▮ 電車などが苦手になり、混雑を避けたりする
▮「相手を不快にさせるのでは」と必要以上に心配してしまう
▮ イライラが強くなると、相手に攻撃的になってしまう
▮ 人前で話すとき、緊張で頭が真っ白になってしまう
こういったことが度々起こってくると、抑うつ感や不安の悪化や動悸や不眠など別の症状につながってしまうことがあります。
感情解放セラピーとは
自分では認識できていない、自分では自覚できていない「無意識」の領域にアプローチをしていくことで、発言、行動、人間関係に変化を与えることができます。
私たちは、過去の経験に刷り込まれた「信念」で行動をします。そのため、過去の感情や信念にアプローチをすることで他人の「見方」や自分自身の「見方」を緩やかに変えていくセラピーです。
何かを変えたい時に「見方」を変えるのが一番いいやり方です。自分の中にある「価値観」や「信念」は、無意識(感覚)に反応します。
それは過去に経験した「思い込み」から無意識に「比較」され、行動や感情・気持ちや、判断に影響をもたらします。
それが脳の記憶と身体感覚に組み込まれ「生きずらさ」「ストレス」「うまくいかない現実」として表面化されます。
その身体の「反応」にアプローチすることで、ストレスとして捉えた感情・思い込み・トラウマを解消するための「行動」が変化していくため、ストレスとして身体に現れる症状や回避思考として積み重なった自分自身や他人への否定的な考えやイライラ感情・落ち込み・恐怖心などに「変化」をもたらします。

未消化の感情を受け止める
最初のステップとして現在に問題を引きこ起こしている過去の感情を見つけて受けとめる作業をしていきます。
自分の中に未消化のままのある感情を見つけ受け止めることで、今まで感じることのできなかった安心感や安堵感を得られるようになるはずです。
また、自分の感覚や感情をキャッチする練習を繰り返すと、日常でなにかモヤモヤしたときにその根本的な理由まで瞬時にたどり着けるようになるので、モヤモヤ感がストレスになることもなく、大きな悩みに発展することも防げることができます。
今まで隠れていた自分の感情を発見することからはじめてみましょう。ポイントは頭で考えるのではなく、身体感覚をフルに使って感じていくことです。
あなたには自己治癒力が備わっています
トラウマ関連の本にも脳の働きのひとつに過去に体験したトラウマを思い出させるような記憶を意識に上らせることがあると書かれています。
トラウマ体験の記憶が蘇ることはフラッシュバックと呼ばれていますが、日々の生活の中で頻繁に頭に浮かんでくるような方もいれば、長年忘れていたことをある瞬間に思い出して怒りが湧いてきたり、悲しくなったりするようなこともあります。
これは、過去のどうにもできない辛い記憶のぶり返しのようにも感じますが、脳は何かここにまだ未消化のものがありますよ!回復していないものがありますよ!とメッセージを送っているものと捉えることができます。
人間の体には身体的・精神的緊張を元の状態へ戻す力が備わっています。しかし、それが何らかの理由や緊張・ストレスが慢性化すると元気な状態へ戻る力が働かなくなり心身に影響がでてくると言われています。
ここでお伝えする感情解放セラピーも心身が回復するプロセスを進めていくひとつの方法です。
繰り返される問題、いつまでも解決できないと感じる問題があると、それを悪者として扱ってしまうことも多いですが、その問題は忘れ去られるのをただ待っているだけ。
そもそも問題を持っていない自分はどんな姿なのか?そこに意識を置いて自分の外側と内側の世界を見ていくと今まで見えていないかった新しい視点から問題を捉えなおすことができるようになっていきます。
我慢することに慣れていませんか?
多くの人が、子どもの頃から「こうあるべき」と教えられてきたからなのかもしれません。
▮ 泣かない子がいい子
▮ 我慢できるのが大人
▮ 人に迷惑をかけてはいけない
▮ 感情より理性を優先するのが常識
そうやって自分の「感じる力」や「本音」を押し込めて、「自分がどう生きたいのかさえわからない」状態になってしまっていることはありませんか?
「幸せ」のはずの場所にいても、どこか、空っぽで、自分の人生を生きている実感が持てない。
それはあなたが弱いからでも、努力が足りないからでもありません。ずっと感じることを抑えて生きてきた結果、「自分とのつながり」が薄れてしまっているだけなのです。

セラピーを受けた後の変化
これまで愛媛で8年以上にわたり、2.800人以上の方の感情解放セラピーをおこなっきました。感情解放セラピーのセッションを受けられた方々は、後にこんな変化が起こっています。
▮「人は人、私は私」と線引きができるようになった
▮ 嫌なことも引き受けてしまってたけど、NOと言えるようになった
▮ 人の目が気にならなくなり、疲れにくくなった
▮ 自分の思いを言葉にして、ちゃんと伝えられるようになった
▮ 諦めていたことに、もう一度挑戦したくなった
▮ なぜだか"大丈夫"と思えるようになった
▮ 不安や心配事を言葉にできるようになり安心感が増してきた
▮ 自分に優しくなるとで変われることが分かった
こういった変化は、外側を無理に変えたのではなく、内側の「感情の詰まり」をほどいた結果として自然に現れるものです。
抑圧された感情は、無意識に残り続けています
この感情解放セラピーは「どんな未来を目指すか」を考える前に、「どんな無意識の鎖に縛られていたのか」に気づいていく時間です。焦せらず、自分の心の声に耳を澄ませてほしいのです。
今すぐに何かを変える必要はありません。ずっと置き去りにしてきた「自分の本音」があることを忘れないでいてください。
その小さな声に耳を澄ませたいと思ったとき、どうか思い出してください。
潜在意識に溜め込まれた感情は、エネルギー的な滞りを引き起こします。その滞りが精神的な苦しみや身体の不調として現れて来るのです。
感情を解放すると楽になります
感情の抑圧や現在の自分への自己否定感には、幼少期の家庭環境や10代の頃の友人関係等が大きな影響を与えていることもあります。
精神的外傷が大きい場合、自分ではそのような辛さがあったことに気づかず、抑圧を抱え続けたままになっていることも多いのです。
「自分では、感情の抑圧をうまく解放できない」「ネガティブな感情の爆発をうまくコントロールできない」そんな時には、私たちカウンセラーを頼ってみてください。
カウンセラーの手を借り「過去の自分」と向き合って感情を解放することで、「現在の自分」を優しく認められるようになる人は少なくありません。

セッションについて(ご案内)
私たちは、日々様々な感情を感じながら生きていますが、受け止め難い感情に対して、どう対処したらいいのかを誰からも教えられることないまま、人生の荒波にもまれています。
このため、耐え難い感情が起こったとき、それを無かったことにする、無視する、抑圧するしかなかったのです。けれどそのようにしてしまうと、人生の様々な場面で機能不全を引き起こす心理的な構造を作り上げてしまいます。
感情解放セラピーでは、かつて受け止めきれず、抑圧し、封印してしまった感情を解放するための心理療法をおこなています。
初回面接 | 7.000円
初回面接は、まずはお困りのことについてお話を聞かせていただきながら、簡易な症状評価などいたします。当相談室でどのようなセラピーがご提供できるかご説明し、ご希望と合わせて相談していきます。
月額料金 | 25.000円
お一人おひとりの目標とニーズに合わせて、共感的傾聴を主体としたセラピーを進めていきます。
自分の気持ちを表現し、尊重され、受け入れられることで、気持ちが楽になります。新しい気づきを得て、一歩前に進むことができるようになります。
今、苦しい状況がどこから来ているのかがわからない、過去の失敗や出来事に捉われている、一人で抱えている問題がある方に役立ちます。
※ 上記料金は、月3回セラピーを受けた場合の料金です。初回面接の際に詳しくご説明致します。