心が折れやすい人‥

Vol.12 | 2025年6月28日

心がポキッと折れるという経験をしたことはありますか?頑張っても頑張っても報われないと感じた時、人からひどいことを言われた時、大切なものを失ってしまった時など、ショックな出来事に遭遇すると心がポキッと折れてしまうことがあります。

また、特別大きな出来事はなくても些細なことが積み重なって、ある日突然心が折れてしまうこともあります。

そこで本日は、"心が折れやすい人、立ち直るのに時間がかかる人″の対処法についてお話ししていきたいと思います。

心が折れるきっかけ、心が折れやすい人の習慣、最後に解決法として折れない心を身につける方法についてお伝えしていきますのでぜひ最後までお読みください。

まずは心が折れるきっかけについてです。

まず心が折れるとはどういう状態のことを言うと思います。心が折れるというのは障害にぶつかってくじけるくじけてやる気がなくなる心の支えを失って意欲がなくなるといった状態のことです。

落ち込むよりも、さらに心が打ちのめされて沈んでどん底に落ちて意気消沈するような様子を表します。このことからもわかるように、心が折れてしまうとなかなか元に戻らず、立ち直りに時間がかかってしまうことも多いです。

心が折れるきっかけは様々なものがありますが、冒頭でも少しお話ししたように、大きな出来事がきっかけになることもあれば、些細なことが積み重なった結果、ある日突然心が折れてしまうこともあります。

折れない心を身につけて立ち直るためには何がきっかけで心が折れてしまったのか、自分で原因を把握することが大切になるので覚えておいてください。

どういうことがきっかけで心が折れてしまうのかは様々ありますがよく見られるケースとしては、具体的には失恋離婚などの男女関係や職場学校ご近所さんなど周囲の人との対人関係でのトラブル進学就職などでの挫折や仕事での失敗など、努力が報われなかったなどのケースが多いです。

また子供が自立して家を出る大切な人がいなくなるペットの死など喪失体験がきっかけになることもあります。

他にも相手に悪気があってもなくても誰かの心ない言葉に傷ついて心が折れてしまうこともあります。

このように心が折れることは誰にでも起こりうることなのだけど実際には心が折れやすい人と折れにくい人がいます。

その違いは何なのか。次に心が折れやすい人の習慣について主なものを5つご紹介します。

1つ目:完璧主義の人

完璧主義の人は何もかも完璧でないと気が済まない。白黒はっきりさせないとダメだという固定観念に縛られがちです。

物事が計画通りに進まないとイライラしたり思い通りの結果にならないことが許せずそれが大きなストレスになってしまうんですね。

そのため理想と現実のギャップに落ち込んだり、完璧でない自分に自己嫌悪を抱いて自分を責めたりと、心に余裕がないことが多いため、心が折れやすいんです。

2つ目て:感情に振り回されやすい

人他人から言われた些細なことを、あれはどういう意味だったんだろうといつまでも気にしてしまう人。1つのことが気になるといつまでもそのことについて考え込んでしまう人。

失敗をくよくよと考えていつまでも気持ちを引きずってしまう人など、気持ちの切り替えがうまくできない人は思考がネガティブに傾きがちです。

このような人は感情的に決めつける思考の癖を持っていて、物事を客観的に判断する力が弱くなっているので、自分の感情に振り回されて心が折れやすくなってしまいます。

落ち着いて冷静に考えれば、解決策が見つかるはずの状況でも感情的にマイナスの方向に思い込みやすいことから心が折れてしまいます。

3つ目:他人の目を気にしすぎる

人他人の目を気にしすぎる人も心が折れやすいです他人の寝起きにしすぎる人は常に相手が自分のことをどう思っているかが気になり、何かと人と自分を比べて落ち込みがちです。

他人の優れている部分と自分のダメな部分を比べては自信を失ってしまいます。また他人の評価を過剰に気にするので嫌なことを嫌と言えず頼まれごとが断れずやりたくないことを無理して頑張ってしまうことで、ストレスを溜め込んで心が折れてしまいます。

4つ目、:一人で抱え込む

人誰かに頼ったり甘えたりすることができない。人周囲に相談したり助けを求めることができない人など。何もかも一人で抱え込んでしまう人は心が折れやすいです。

一人で頑張れることには限界がありますよね。問題を一人で抱え込んでしまうとうまくいかない時ほどを状況が悪化しがちでメンタルもどんどんネガティブな方向に向いてしまいます。

そのため心が折れやすくなります。

5つ目:体調が悪い時

心と体はつながっていると言いますが、病気をしている時や怪我をしている時、体調が優れない時などはメンタルも弱くなりがちです。

元気な時なら何でもないことでも体調が悪いと心にダメージを受けやすくなります。必要以上にマイナスに考えてしまったり、不安やストレスも増大しやすくなるので心が折れやすくなってしまうんです。

それでは最後に解決法です。

折れない心を身につける方法について3つのステップでお伝えします。

1つ目:疲れを取る

心がポキッと折れてなかなか立ち直れないという時は心も体もすでに疲れ切っているはずです。まずはしっかりと休養をとって心身の疲れを取ることに専念してください。

人間疲れている時というのはどうしても思考がマイナスに傾きがちです。物事を前向きに考えるのが難しくなるんですね。

休むことに罪悪感を感じたり、何もしないとますますダメな自分を感じて辛くなるという人もいますが、休むことは必要なこと今は休むことが自分に与えられた仕事だと捉えるようにしてみてください。

ゆっくり寝たり何もしないということだけが休むということではなく、休むとは心身をリラックスさせることです。

家の中でゴロゴロダラダラして過ごすのもいいし、おいしいものを食べたり好きなことや趣味を楽しむなど、自分が心地よくリラックスして過ごせることをするようにしてみてください。

泣ける映画やドラマなどを見て思い切り泣くのもストレス解消になります。それでもなかなか気力が湧いてこない時は無理に前向きになろうとするより一度とことん落ち込んでみるのもいいと思います。

思う存分ネガティブに浸って、とことん落ち込めばそのうち心が前を向いて他のことにも関心が向く時がやってくるはずです。

2つ目:小さな達成感を味わうようにする

心が折れてなかなか立ち直れない時は、すっかり自分に自信をなくしてしまっていれ場合も多いです。

心が折れやすい人は失敗を悪いことだと捉える傾向が高いのですが、特にまだ未熟で経験が浅いうちは失敗をたくさん経験した方がより成長できるということを認識しておいてください。

また、失敗は誰にでもあることなので恥ずかしいことでもダメなことでもないんです、失敗した自分を責めるのではなく、挑戦した自分を褒めてあげてください。

失敗に対する捉え方を見直してみましょう。ステップ1でお伝えした心身の疲れを取って少しずつ気持ちが落ち着いて他のことにも関心が持てるようになったら、次からは確実にこなせる小さな目標を立てて、それを少しずつ達成していくことで自分に自信をつけるようにしてみてください。

例えば、掃除一つとってもいきなり全部をきれいにしようとするのではなく、今日は台所明日はリビングといったように無理なくこなせるように設定するのがポイントです。

私はスケジュール帳に1週間にこなしたい仕事を小さいブロックに分けて目標設定して達成したらマーカーで消し込んでいくというのをやっていますが、気軽に達成感が感じられて仕事の効率も格段にアップしました。

このように小さな達成感を味わうことで、自分はできるんだという感覚が自分の中に浸透していくのでおすすめです。

3つ目:自分のために行動する

心が折れやすい人の習慣のところでお伝えしたように、心が折れやすい人は人の目を気にする傾向が高いです。

例えば、親が褒めてくれそうなことを選択するパートナーが喜んでくれそうなことを選択する友達の受けが良さそうなことを選択するといったように、自分の行動基準が他人軸になってしまいがちなんですね。

そのような選択をする癖を見直して、自分のために自分が喜ぶ選択をして行動するようにしていきましょう。

自分の好きなことをやりたいことを選択する自分が心地よいと感じるものを選択する自分が楽しいからやる、自分が嬉しいからやる自分がやりたいからやる、と言ったように自分のために行動するようにしてみてください。

心が折れやすい人の対処法についてはカウンセリングでお話していきますので、一度お越しください。

最後までお読みいただきありがとうございました 。