
夫婦関係のカウンセリング
当相談室でご依頼が多いのが夫婦カウンセリングです。夫婦間で起きた問題の解決や、夫婦仲の改善のために、夫婦がそろって受けるものです。
浮気などの具体的な問題がなくても、夫婦がそれぞれ抱えている不満やモヤモヤを、カウンセラーを交えて伝え合うことで、お互いの価値観が理解できたり、二人の関係性を見つめ直したりすることができます。
私たちカウンセラーは、双方の立場から丁寧にお話を伺い、二人のより良い未来のためにお手伝いさせていただきます。

パートナーとの関係を終わりにしようかと悩んでいる方へ
現在のパートナーと別れて新たなパートナーを探すことはその気になれば簡単にできることです。
しかし、根本的な考え方が変わらないままで新しいパートナー探し、良い関係を築くことは本当にできるでしょうか?必ずやまた似たような問題に悩まされることになる可能性が大です。
関係が悪化する根本的な原因は、考え方の相違、コミュニケーション不足や価値観の違いにある場合がほとんどです。
セラピーでは、二人がうまくいかない本当の問題に目を向けていきます。お互いを非難し合うのではなく理解し合いながら、つながりを深めていくことが大事です。
「どこの夫婦もこんなもの!」と諦めてはいませんか?
結婚したら恋愛感情なんてなくなるし、いつまでも恋愛していた頃の関係でいられるわけじゃない。思い描いていた結婚生活から現実はどんどん離れていく。
人生100年時代と言われる今、目を瞑ってやり過ごすには人生は永すぎます。今の二人がどんな状態にあったとしても関係を改善するのに遅すぎることはありません。
「もうダメかもしれない」壊れかけた二人の関係を修復できるのは二人だけです。 考え方の相違から起こる喧嘩。
そんな出来事を繰り返すなかでお互いが傷つき、関係を改善することが難しく感じてしまうでしょう。
「もうダメかもしれない」そんな風に諦めてしまうかもしれませんね。けれど、どんなに困難な時にでも修復の機会は残されているはずです。

こんな状態が続いていませんか?
□ 何度も同じ問題で衝突している
□ 言いたいことを言えずに我慢している
□ つい相手を傷つける言動をしてしまう
□ 結婚や子育てなど意見がまとまらない
□ 何度で話し合っても解決策を見出せない
□ 相談できる人、場所がない
□ セックスの問題がある
□ カサンドラ症候群かもしれない
□ パートナーに浮気や不倫の問題がある
□ 修復か別離かで意見がまとまらない
全く違う環境で育った他人と暮らすことの難しさ
日本では、結婚したカップルの3組に1組が離婚していると言われています。
10年・20年と違う環境で暮らしてきて、それよりも短い期間の付き合いを経て一緒に暮らし始めるわけですから、理解できない部分があったり、様々な面で衝突が生まれることは当然です。
一度相手のことを嫌いになってしまうと、憎悪が芽生え険悪な雰囲気になり、深刻な夫婦問題に発展することも多い悩みです。
イライラしている時は冷静に物事を考えられず、その時には言う必要のないことまで怒鳴り散らしてしまうこともあるかもしれません。
カウンセラーなど第三者に話を聞いてもらうことで、自分を客観的に見つめられるようになり、相手の態度や行動に対し落ち着いて対処できるようになります。
また、心理的なアドバイスを受けることで、今後同じようなことがあった場合に、感情的にならない考え方を知ることができます。

焦らず現状を整理していくこと
離婚の言葉が出てくると、「早く解決しなきゃ」と唐突に何かを行動したくなる衝動に駆られます。けれど感情のままに突っ走ると、相手をさらに追い詰めてしまいます。
大切なのは、まず冷却期間を設けて、焦らず整理することです。
大事なことは、相手への敬意を失わないことです。一度感情がこじれると、長年連れ添った夫婦同士であっても相手を傷つける言葉を口にし、結果として修復困難な状態に陥ることがあります。
関係修復を本気で回避したいのであれば、まずは「相手を思いやり、敬意を示す」姿勢を保つことが重要です。
お互いが非難し合うのではなく、丁寧にお互いの話を聞くこと、話の内容を客観的に見つめることで感情の先走りを抑えることができます。
夫婦関係改善のカギは、自分自身を見つめることから
夫婦関係がうまくいかないと感じるとき、多くの人が相手のせいでこうなったと考えてしまいがちです。
相手の欠点や言動、配慮のなさにばかり意識が向いてしまうと、自分ばかりが我慢している、どうして私の気持ちを分かってくれないの!といった感情が積み重なり、関係はますますこじれてしまいます。
特に、長い年月を共にしてきた夫婦の場合、慣れや当たり前という感覚が、相手に対する感謝や尊敬の気持ちを曇らせやすく、ほんの少しの言葉や行動が癇に障るようになります。
夫婦仲が悪い人たちを見ていると、相手の短所に意識が向きすぎています。だから関係の悪化が起きているのです。
どちらにも共通しているのは、相手の短所に焦点を当てすぎて、自分の心の在り方を見失っていることです。
出来事や相手の言動に対して、別の視点で捉え直すことが大事ですね。

セッションのご案内
カウンセラーは、常に中立な立場でお話しを聴くよう心がけております。
そのため、時にはお二人のどちらにとっても厳しい指摘をすることもございますが、これはご家族や友人にご相談される時と大きく違う点かもしれません。
初回面接では、カウンセラーがお二人の間にある課題点を、それぞれにとってわかりやすく言語化するとともにカウンセリングゴールを設定します。
初回で合意したそれらの内容を踏まえ、カウンセリング実施後に、次回以降のカウンセリングの方針をご提案しています。
個人セッションを受けるにあたり、注意事項やキャンセル規定がございます。ご予約の際は、必ずご一読いただけますようお願いします。
対象となる夫婦
□ 何度も同じ問題で衝突してしまう。
□ 話が噛み合わない。言いたいことを我慢してしまいストレスを抱えている。
□ 将来に対する意見がまとまらない。
□ 関係性の改善を求めているものの、自分たちだけでは解決が難しいと感じている
夫婦カウンセリングは、以下を満たしている場合に承ります。
➀ 双方にカウンセリングを受ける意思があること。
② お二人の間に暴力がないこと。
③ 裁判、調停など係争中ではないこと。
もし、どちらかがカップルセラピーを希望しているが、相手が同意しないという場合、暴力を振るわれている、またはその恐れのある場合、裁判、調停など係争中である場合は、個人カウンセリングをご検討ください。