
恋愛・性依存克服する
「大好きな人とずっと一緒にいたい」「好きな人のことが頭から離れることがない」、好きな人ができればそのような気持ちになるのは自然なことです。
でも、度が過ぎたり、自分を見失ってしまうほどになると、恋愛依存症の可能性が出てきて、仕事や生活、人間関係にも支障がでてきます。
恋愛依存症とは、見捨てられるのではないかという不安が異常に強くなるため、なんでも相手に合わせたり相手に気に入られるための行動ばかりをとるようになります。相手に認めてもらいたい、という気持ちが強すぎるのが大きな特徴です。
どんな人が恋愛依存症になりやすいかというと、まず、幼少期に親にあまり甘えられなかった人です。親の躾が厳しかったり、あまり構ってもらえなかった場合、親に甘えられなかった分、恋人に求める傾向が強くなります。
また、自分に自信がないタイプの人も、恋愛依存症になりやすい傾向があります。相手に尽くして喜んでもらうことが嬉しくて、恋愛関係の中で自分の存在意義を見出そうとするため、相手になんでも合わせようとしてしまったり、相手主体の交際になってしまいます。
それ以外には、過去に恋愛で辛い経験をしている人も恋愛依存症になりやすいようです。また同じような失敗を繰り返してはいけないと思うあまり、「これを言ったら嫌われるかも‥」「これをしたら捨てられてしまうかも‥」そんな不安から相手に合わせてしまい、どんどん依存してしまいます。
それは自分で気づくことなどありません。自分自身も辛いですし、依存される方もだんだんと辛くなるので、できれば依存せずに楽しく恋愛したいですよね。

恋愛依存症とは?
恋愛依存症とは、自分軸がなく、相手との別れのつらさに耐えきれずに、それを回避するために、あの手この手で相手にしがみつくような行動をとってしまいます。ひとつの恋が終わると、すぐに次の恋愛相手を探し求めます。一時もひとりでいることが耐えられないのです。
人生のあらゆる側面において、恋愛対象になる人が最優先になってしまうのです。それが、恋愛依存症の大きな特徴です。
■ 常に彼がいないと落ち着かない
■ 特定の一人の人に限らず、自分を好いてくれる人であれば何人いても良い
■ 彼に必要とされる存在でありたいため、時間やお金を費やして彼氏との関係性を絶たないようにする
■ 仕事や家族、友人との約束は後回し、彼との予定が一番大事
■ 常に彼の行動を把握するために逐一SNSをチェック(把握)してしまう
■ 関係が冷めてきてると思うと、とどんな手を使ってでも(懇願、脅し、金銭的援助など)関係を修復しようとする
■ 別れた後も忘れられず何度も連絡を取ったり会ったりする
など、恋愛が生活の中心であり、他の重要なことを蔑ろにすることで社会的、経済的、対人的な問題が生じる状態があります。
中には別れた後にストーカー行為を繰り返しトラブルに発展するケースもよくありますので注意しなければいけません。

恋愛依存症の特徴
「恋人のことが大好き」という状態と「依存」は違います。では、依存とは一体どういった状態を指すのか解説していきます。
生活のすべてが相手中心になる ――
恋人ができると生活のすべてが相手中心になります。「相手から連絡が来るかもしれないから」「お誘いが来るかもしれないから」と友達との約束を断ったり、仕事を後回しにして恋人を優先したりすることがあります。
少しでも連絡がないと不安になる ――
恋人から少しでも連絡がないと非常に不安な気持ちになります。「もしかすると、いま他の人と会っているのかも」と疑ったり、「何か隠し事があるのではないか」と不安になったりします。
一日中スマホが手放せず、何度も電話をかけたり、相手に連絡がついたときには、不安だった気持ちを思い切りぶつけたりしてしまうこともあります。
相手のためなら自分を犠牲にする ――
相手のためになら自分を犠牲にすることも平気でやる傾向があります。自分の身体や気持ちが疲れていても、相手のために尽くしたり、自身を責めたりすることもあるようです。
「 常に相手の予定に合わせて動いている」「 関係が悪くなれば全て自分が悪い、いたらないと思い込む」「相手の身の回りのことは、自分がどんなに疲れていてもやってあげる」こういった自己犠牲をいとわないのは、恋愛依存症の特徴のひとつです。
関係性を繋ぎとめるために ――
相手が別れをほのめかすようなことがあれば、二人の関係性を繋ぎとめるために何でも手を尽くそうとする傾向があります。
例えば、相手にお金を渡したり、自傷行為をしたりしてでも、相手を繋ぎとめようとします。
知り合ってすぐに肉体関係を持つ ――
知り合ってすぐに肉体関係を持つ傾向が多いようです。
恋愛依存症の人は、他人からの愛情に飢えていたり、一人でいることの寂しさを抱えたりしていることが多いため、一時的にであっても他人の愛情や温もりを求めて、出会って間もない人とも肉体関係を持ってしまうことがあります。

恋愛依存症に陥る原因
恋愛依存症になる原因を2つに分けて解説します。
両親からの愛情不足 ――
両親からの愛情が不足している、または本人がそれを不足していると感じている場合、愛情に飢えている状態になります。この飢えている愛情を、多くの場合は恋人に求めてしまうため、過剰なほどに相手へ依存する傾向が見られます。
また、両親からネグレクトや虐待を受けていると、自尊心を十分に育むことができないため、自分で自分を愛することよりも、誰かから愛してもらうことを求めてしまいます。
過去の恋愛にトラウマがある ――
過去の恋愛にトラウマがあると、「次の恋愛では同じ目に合わないように」と必死になってしまい、相手のことを中心に考えようとします。
「これを言ったら嫌われるのではないか」「自分の時間を犠牲にしないと、浮気されるのではないか」といったように、過去の恋愛でのトラウマや不安な気持ちがあると、相手の生活や考えに合わせすぎてしまい、恋愛依存症に陥ることがあります。
恋愛依存症のような症状が見られる病気・障害
恋愛依存症は正式な病名ではありませんが、似たような症状が見られる障害(病気)はいくつか存在しています。代表的なものを以下に見ていきましょう。
パーソナリティ障害 ――
パーソナリティ障害とは、考え方や対人関係のパターンが極めて特異、かつ柔軟でないために、健全な日常生活を送ることが困難になったり、周囲がどう対応して良いか困惑していたりする場合に適応されることがある診断名です。
【境界性パーソナリティ障害】【演技性パーソナリティ障害】【依存性パーソナリティ障害】
自分では自分の人生を支えることができないという不安から、自分が持つべき関心を失い、パートナーに依存します。また、常に見捨てられ不安を抱えていることが多いです。
愛着障害・不安障害 ――
愛着障害は、養育者の離別やネグレクト、虐待によって子どもが相手との対人関係をうまく築くことが困難になる障害です。
小児の行動に対する診断名になりますが、大人になっても症状が継続することは十分に考えられます。大人の場合は、不安障害などの診断がつくことが多いです。
※ 医師の診断に従って、適切な治療を受けることをおすすめします。

終わりに‥
相手のことばかり考えてしまう恋愛から抜け出して、自分らしい幸せな恋愛をしたいなら、自分自身の心と向き合うことが一番の近道です。専門家の力を借りながら、あなた自身が輝けるようになることが、苦しい恋愛を終わらせ、本当の幸せをつかむための大切な一歩になりますよ。